つくば公演が終わって、はや一ヶ月が過ぎました。
皆、仕事や学校とそれぞれの毎日を過ごしている事と思います。
僕はといえば、11月30日に行う保育園への訪問公演の準備で大忙しです。
クリエの持つ訪問公演の出し物はいくつかありますが、今回は赤ずきんちゃんをやります。僕は狼、その他豪華キャスト陣が公演に臨みます。
歌のコーナーでは子供達になじみのあるディズニーやジブリの歌を振り付きで楽しく歌います。劇と合わせて約一時間のショーになる予定です。
今まで、小学校をはじめ、養護学校、幼稚園、保育園、施設等を訪問してきましたが、どの公演も心に残る素晴らしいものであったと思います。
訪問公演の魅力はやはりその臨場感でしょうか。
客席との距離が近いので、観客の反応がダイレクトにかえってくるのです。
思い返せば、今自分がクリエを続けているのも訪問公演の経験があったからこそだと思っています。
今から約10年前、ある養護学校に初めて訪問公演に行った時の事がとても心に残っています。
その時も演目は赤ずきんちゃんでした。僕は赤ずきんを助ける森の動物の役で、リスをやりました。
学校の中のプレイルームのような所でやったので、観客との距離はほとんどありませんでした。
間近で見る生の演技に子供達も大はしゃぎ!
特に狼がおばあさんに成りすまして赤ずきんを食べようとする所では「赤ずきんちゃん逃げて~っ!!」「ちがう~、おばあさんじゃな~い!」等子供達からダイレクトな反応が返ってきて会場は大盛り上がりです。
また後半の歌のコーナーでは、当時流行っていたアニメの主題歌やディズニーの歌のメドレーをやりましたが、それも子供達は大喜びでした。
自分達が演技をする事でそこまで喜んでくれるのが本当に嬉しかったですし、当時どの道に進もうか悩んでいたのですが、「こんな自分でも人の役に立てるんだ」と心から思いました。
その養護学校には次の年も公演に行きましたが、その時もとても嬉しい事がありました。
その時の劇は「はだかの王様」で、僕は悪い仕立て屋の役をやりました。
嬉しかったのは、歌のコーナーで司会進行のお兄さんの役をやった時に、「さっきのお芝居で何の役をやったか分かるかな~?」とみんなに聞くと、子供達は今年の役よりも去年の役が強く印象に残っていたのか
「リスさ~ん」と答えてくれました。
一年経つのにそこまで強く印象に残っていたのかと思うと、それはとても役者冥利につきるものがありました。
お蔭様でそれ以来、リスは僕の得意なパフォーマンスの一つになりましたし、自分の役をただ演じるだけでなく、客席にどう伝えるか、考えるようになりました。
お芝居の楽しさとは一体何でしょう?
それは一口には言えないと思いますが、訪問公演をやって感じる事は、役者も観客も同じ空間で同じ空気を感じたり喜びや驚きや悲しみ等、様々な感情を共有出来る所なのかなと思います。
訪問公演では公演ごとに役者も変わりますし、観客も場所も変わりますが、そこでしか、その時にしか感じられないものがあります。これからも訪問公演を続ける中で、沢山の人達と出会い、お芝居を楽しめたらと思っています。
今から今月の公演が楽しみです。
また1月には、この公演を金上のふれあいセンターにて上演したいと思っています。興味のある方は是非お越し下さい。


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コメント
こんばんは、つくばのドンです。
順さんのブログの内容とほとんど関係ないけど、自分の初出演DVDを、種子島特産焼酎を飲みながら(いやはや、アルコール無しではちょっと恥ずかしくてね)、見た感想です。
まずは”ドンとは何か?”、から語る必要があるだろう。そもそもは、某独立行政法人に所属する内気でシャイな私が、某マリーと某ケイトからビシバシと熱い視線の集中攻撃を受けて、”まぁ、一度見学に来て見ませんか?”という甘い言葉に乗ってしまい、8月末につくばカピオまで見学に行ってしまったところ、ニース達若者が一生懸命に練習しているのを見て、”おおぉ、この30過ぎた私でも未来ある若者達を励ますことができるのであれば、微力を尽くすべきだろうと”(まぁ、これは職場での先輩がたから指導された成果であるが)と、感激してクリエに入ってしまったものの、シナリオを読んで、すぐに分かることは、”ドンの出来次第でこの劇の成功が決まってしまう”ということであった。何故ならば、この劇の主題が親子の和解である以上、私はニースの頑固な親として確固たるイメージをお客様に伝えなければならないのである。
しかし、子供はおろか、結婚すら、いや、更に言えば、愛というものすら分かっているんだかどうだか不明な気楽な独身男性に、“頑固親父”の心を理解することができるのか? 上原の親方が星一徹を想定して、ちゃぶ台でもひっくり返すシーンを書いてくれれば分かりやすいものの、頑固親父とは何か?を求めて、自分の幼い頃を思い出してみるが、親と喧嘩したことがなく、大学進学時も、就職時も、親と何もいさかいの無かった、そういう意味では親からすると育てやすかったと思われる自分には“頑固親父”がイメージできなかったのである。しょうがないからTSUTAYAで“ウェストサイドストーリー”を借りてきてみたり、ゴッドファーザーのアル・パチーノを思い出したり、頑固親父っぽいものを心にとめて演技をしていたのであるが。ただ、私が心に決めたのは、“ドンを悪役にしたくない”という一点である。批判を覚悟で言うならば、もし、現実に私に子供がいれば、きっと子供をエンジニアに育てる。それは、私が現にエンジニアであるという意識だけでなく、私達の住んでいる日本という国が科学技術で世界に冠しているからである。でも決してそれは私の自己満足ではなく、本心からエンジニアという職業が面白いと思っているからでもある。というわけで、本公演の時の私は、ニースに対して“何で、お前は俺の後を継いで、宇宙開発に興味がないのだ?”という気持ちで演技をしていたのは、事実である。
さて、DVDのM1を見ていたら、本公演のことを思い出して、思わず一緒に歌ってしまった。また、自分の踊りも、隣にいたリーナとそんなにタイミングがずれてないことを確認してほっとするが、いまさらながら、木の精のように軽やかに動いてないことに落ち込む。
1場:さんざんに、ナルシスキャサリンから、“最初の台詞だよ!”とプレッシャーをかけられていたが、まぁ、見られる程度でよかった良かった。
2場:のベベンガーの手の振り方は良いなぁ。
3場のパピーの“わ・た・し、グレーシー女学校に行こうって思っている”はやっぱり良いなぁと思う。そして、私の中の“風のコンチェルト”の挿入曲で一番大好きなニースによるM4があるので、聞きほれる。“もしも私が鳥だったら~♪”何度、お風呂場で練習したことか。
あと、ソーラの“遊ぶところがイーッパイあるのに”という台詞も気持ちが入っていて最高。幼いのに、女優だなと♪
4場:ドンはニースの頑固な親というより、お兄さんのようにしか見えないなぁと反省しつつも、自己満足する。溢れる若さを隠すためにヒゲをはやすべきだったか?
5場のキャサリンとププンガーのセクシーに関する言い争いが大好き♪もちろん、最後のブブンガーも最高。なんで、あの無愛想さが面白いのだろうか?
6場のケイトの言い方、ジェイちゃんはお勉強が好き!本人とは実は職場が一緒なだけに、そんなに、教育ママだっけ?と思わず笑ってしまう~
7場:遊びチームの歌の最後のポーズが決まっているのが、カッコいいね。あとは、そうそう、チェルトは、楽屋で盛んに自分の髪型を気にしたなぁと。思い出す。そう、彼も男優なのである。
あと、風の精の”さやさや~”と”ゆらゆら~”は僕の中で風の精ベスト2である。
8場:ベベンガーの台詞はなぜか、旨いのである。
やっぱり、親チームは歌が弱いなぁ。お姉チームの歌の通り方と比べると。今回、お姉チームはつくづく、タレントが揃っていたと感慨深い。
9場の最初の風の精のあくびは、私ののなかのベストシーンである。が、DVDでは望遠だったので、分かりにくかったが、公演時に私は紙袖からしっかりと見ていたのである。このあくびを近くから見られただけでも、ちょっと優越感感じる。
あと、木の精の踊り。通し稽古のたびに足の運びとか、手の振りとか色々チェックしてしたが、どうもあの流れるような動きは自分として再現できなかった。ポイントは2つあって、体重を感じさせない動き強弱のある動き(非等速なのである)であるが、分かっていても、体が付いてこなかった。
10場:
ここは、ロンおじさんの、なんとも自然な動きとアドリブが最高だなぁ。
ロンおじさんには演技について色々と教えてもらったけど、いかに凄いかがここで分かるのである。あの、自然な頷き方、頭の動かし方だけでも、演技に見せない動かし方というがある。所詮、私はドンではないのであるが、それでも、伝えるべきメッセージとして私は頑固な親として伝えなければこの劇の意味が崩れてしまう危険性があったのである。1場で真似したんだけどねぇ。
12場:うーむ、ロンおじさんとの演技力の差が見えてしまって、恥ずかしい。あまりにも、演技をしようとしているのが、ミエミエなのである。あぁ、私には北島マヤのように千の仮面が被れないのか?
頑張っているんだけどねぇ。何が違うのだろうか?だれか、答えをください。
13場:モモンガーが飛んだりはねたりしているのは、凄い。こりゃ、体力使うわ。打ち上げ2次会で倒れこんだのも分かるというものである。
14場:ケイトの自宅で直前振り付け練習をしただけあって、DVDで見る限りでは完璧♪自分の想像通り。ケイトに歩き方とか指導してもらったなぁ。だた、最後にニースに言う台詞はニースの目線に合わせるために目線を落としたのだが、どうも、中途半端だったかも。
どうにも悔しかったのが、当初のマリー&ドンのデュエットが、マリーのソロになってしまったことである。(まぁ、私の音痴ぐあいが原因であるが。)
歌というのは非常に難しいのである。上原の親方には、厳しく指導を受けたが(そもそも、中高校時代に、音楽の時間とは内職の時間として宿題をする時間であったというやる気ない生徒であったが)
でも、拍手を貰ったのはうれしいねぇ。個人的には、14場で全ての力を尽くしました。
ここだけの話であるが、17場のM3、夕方公演の時は、それを下袖から見ながら泣けました。
走馬灯のようにこの2ヶ月間の苦労が頭の中を駆け巡ったために。あぁ、俺に残されたのは最後のM1だけかと。
牧場の古い木とは、何か? 私にとっては、故郷広島の大竹市、小学校から自宅に帰る途中にあった、大善川であった。本公演中にM1を歌いながら私が思い出していたのは、小学生時代にこの川でパンツ1つで泳いでいたことであった。そう、男の子とは永遠に愛らしくバカなのである。
風のコンチェルト初回分、私は両親にチケットを渡した。後から知ったことであるが、父親は前日に急性の前立腺の腫れで入院していたため、母親だけが来てくれていたのである。父の入院を知ったのは、公演後であったが、母にはきっと、公演を控えて心配させたくないという親心があったのだろう。
このDVDはまずは、父親に見せたいと思っている。
最後に、初めての舞台経験でしたが、9月頭から本公演までの2ヶ月間は鮮明に記憶に残ってます。上原の親方を初めとして、クリエの皆様、また一緒に舞台に出た俳優の皆様、一生の思い出をありがとうございました。
投稿者 ドォーン@つくば(酔っ払い) : 2007年11月26日 02:06