2008年10月05日
 ■  『公演2週間前…』

みなさんこんにちは、ジャックです。クリエは、金曜日の夕方から西山研修所で合宿を行いました。この合宿を通し、演技に磨きをかけ、心を1つにしました。

速水さん、塩塚さんが入っての合宿、みんな気合が入っていました。
そして、合宿最後の通し稽古、速水さんの存在の大きさに、塩塚さんの歌声に、役者の皆も刺激され、これまで以上に熱演していました。

権太夫という父親をもつ子ども達の幸せそうな表情、権太夫家族に受け入れてもらった姫の嬉しそうな顔、偉大な実の父親を想いながら歌う姫の表情、リンエ大王と権太夫の深い愛に触れ、新しい人生を歩もうとする姫の継母ハンナ。そして、素晴らしい仲間と共に漁に精を出す漁師達、普段からテンションの高い漁師達、速水さんと一緒に稽古をするなかでさらに高まった心意気。

公演まであと2週間… 役者のみなさんはそれぞれどんな愛や願い、想いを一番強く感じていますか?『金色姫ものがたり』の稽古が始まってから今まで、何か自分の中で変わりましたか? 舞台に立つ役者として、この作品の中で、特に伝えたい台詞・歌詞などは何ですか? 保護者や裏方の皆さん、通し稽古を観て、何に一番心を動かされましたか?

今、私達が感じていること、それは、公演後、また、変わってくるのかもしれません。私達がこれからの人生を歩んでいくなかで、いつも心の中の権太夫と共に生き、成長していきたいものです。

【衣裳を着て通しを行った】

【姫が権太夫の家族になる場面】

【漁師達のダンスも見ものです】

【大王と金色姫】
投稿者 ジャック : 2008年10月05日 23:26

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コメント

“海”というよりは“森”な配色の服を着た漁師が1人居る。
彼の名前は源三。

僕が感じた彼はとても真面目で、少し不器用。
けれど、村の皆を想う気持ちは誰にも負けない。

だから彼は流れ着いた金色姫と…それを庇った権太夫を憎んだ。
自分のためというよりは、村の皆のために。
平和な村の姿を取り戻すために。
明日も仲間と一緒に、笑顔で漁に出るために。

でも、彼は後悔する事になる。
憎み合った村人達の心はバラバラに引き裂かれてしまったんだから。

人は、憎しみ合ったり恨み合ったりするために生れてくるんだっぺか…おら、違うと思うんだ。

───人は、愛し合うために生まれてくるんでねぇのか?

これは源三が聞かされる、権太夫の言葉。
金色姫を、新しい村の一員として愛す。
それはきっと、源三には思いもよらない方法だったんだろう。
もし、権太夫だけでなく、村人みんなが金色姫を愛していたら…。
彼を演じながら、ついそんな事を思ってしまう。

憎しみは何も生み出さない。
月並みな言葉だけれど、僕もその通りだと思う。
これは金色姫物語だけでなく、実社会でも同じだ。

愛する心

源三はきっと、その大切さに気付いたんだと思う。
僕は彼を通して、1人でも多くの人にそれを伝えたい。


────漠然とそんな事を思いながらこの文章を書き始めて、書いて消して、消しては書いて、書いては書いて、消しては消して……気付けばいつの間にか朝になっていました(・ω・;)
書き始めたの何時だったかなぁ?(笑

さ…さて、本番まであと2週間を切りました金色姫物語。
若干の睡眠不足にもめげず、挫けず、最後の仕上げも頑張っていきたいと思います!
みなさん、是非観にいらして下さい!!

がんばるんばーっ!!!

投稿者 源さん : 2008年10月07日 04:41

こんばんわ。天竺の召使い、ワカです。
少し前、私は生活の中ですれ違いなどが重なり、不毛な心地で毎日を過ごしていました・・・
その影響か、「金色姫ものがたり」と出会った最初の頃、権太夫さんの生き方を理解したいと思いつつも実感できず自分を省みつつも考えても考えても答えは出ませんでした。

そんなある日練習していたのはハンナのシーン。
彼女は金色姫の実母である契光皇后の亡き後リンエ大王の妻となるべく王家へとついで来ます。しかし彼女は大王の愛を独り占めしたいばかりに金色姫を疎み非道ないじめを繰り返します。結果、天竺から金色姫はいなくなるのですが三人の心はばらばらになってしまいます。
彼女はさまざまな想いにがんじがらめになりながらも思い悩み、大王の悲しむ姿を見て自分の愚かさに気付きます。

自分は信念を貫いて必死に生きているはずなのになぜかギクシャク・・・そんなこと、ありませんか?
きっとハンナはただ悪なのではなく、そうやって行くうちに自分を止められなくなってしまったのだと思います。
しかし、その自分を省みて180度反対方向の考え方をするようになったのもまた彼女。演じる役者さんの迫真の演技も含め、ハンナのパワーにいつも驚かされます。

金色姫が
『いつでもどこでもどんなときも 子供たちの笑顔と歌声は 小さな幸せ願ってるよ この願いかなえて』
と歌う姿を見ると、結果的に報われたにせよ、彼女がいじめをうけ、海に流され、差別の苦しみから死病に蝕まれたという事実に胸が痛みます。
『広く深いその愛でかなえてください』
という歌詞があります。 広く深い という四文字の重みは計り知れません。
そういいながら、ヒトは見落としてしまうほど小さな、日常に潜む小さな取っ掛かりや心のひだに動かされます。だからこそ広く深い愛が必要なんですけどね。循環論法でごめんなさい。

そんなわけで、いまでは権太夫にはなれなくても改心したハンナ様をみならって独りよがりの狭い主観は捨ててひろーい愛を持とう!!と思って毎日をすごすようになりました!「金色姫ものがたり」、そしてそれを作り出す劇団クリエの力は本当に凄いものだと痛感しています・・・!
練習に入って日が浅く、しかも出番の少ない召使いですが、こんな長文になるほどの愛を持って参加していますよ!!

以上、練習を通して感じたこと、変わったこと、伝えたいこと、でした。

投稿者 ワカ : 2008年10月08日 00:46

合宿、お疲れ様でした・・・^^

リンエ大王を演じるうちに、彼の色々な面が見えてきています。
最初は・・・
後悔するなら、初めから海に姫を流さなきゃ良いのに?
海に流すよりも良い方法なかったのか?
などなど・・・

でも、
大王様は国政の問題もあるんだろうし、
仕事が出来る人でも家庭に問題を抱える、なんて事もおおいのだろうし。
国は上手く治められても、プライベートは意外にも不器用・・・
そんな事を感じられる大王になってきました。

この物語には、人として問題を抱える行動をしてしまう人が多く現れます。

その中の国王としての強さ、人としての弱さの両面を合わせ持つこの人物は、人前ではその弱さを見せないようにし、
海で一人になって初めて、本当の弱さを吐露します。

想いを託すのは、雲と風。

多くの人間を従えながら、最も孤独な人間として描かれます。
最後の場面で、ハンナを許す事で、自分自身をも許してあげる事が出来る。
そしてハンナと和解が出来る事によって、
孤独から初めて開放され、
ハンナを心から愛する事によって
人を愛する事の素晴らしさを再び実感できるようになるのです。

大王の苦しい想いは、ハンナと姫によって、そして豊浦の人々の祈りによって救われていきます。

親としての悪夢が愛によって救われていく。
そんな心の動きが見えるように大王を描けると良いなぁ・・・

投稿者 リンエ大王 : 2008年10月08日 01:43

皆さん熱いコメントありがとうございます。
長いコメントだけじゃなくて、一言コメントでも良いです。
このブログを読んでくださっている方、是非、一言お願いします。

投稿者 プロデューサー : 2008年10月09日 01:29

金色姫よ。
愛しい我が子よ。
思い出しては切ない
楽しかった日々よ。


自分は歌わないのに、通しの稽古の後、なぜか口ずさんでいます。

塩塚さんの歌を聞きながら矢助は考える。


親が子を思う気持ちに勝るものはないんじゃないかなぁ、と。


豊浦の浜に流れ着いた金色姫。肉体的にも精神的にもつらくて、身寄りのない彼女は、権太夫の家族となった時、どんなに幸せだったんだろう。

我が子が増えた権太夫は、彼女を愛し、村八分になりながらも必死で彼女を護る。姫は、どんなに嬉しかったことだろう。


8月8日から劇団クリエの新メンバーになったりんりん。みんなに愛され、矢助は気持ち悪いくらい溺愛(笑)
矢助はともかく、みんなから愛されることって本当に幸せなことだと改めて気付く。きっとりんりんも嬉しいんじゃないかな?みんなの愛をいっぱいに受けて、彼女もまたどんどん成長していくのだろう。
そして、順君と美穂さんを見て思う。あんな親になりたいなぁって。
エアギターはさせないけど。


自分も両親から愛されて育ち、気がついたらもう二十歳。
学校のみんなやクリエのみんなからも(多分)愛され、今の自分は本当に幸せ者なのだと、この舞台を通して再認識しました。


そんなみんなに恩返ししたいなぁ。特に両親には。こんなにおっきくなっちゃったよ!って見せてやりたい。だから見とけよ!


見に来てくれる方や、お世話になっている方にありがとうって気持ちが伝わるように、残り2週間ガンバルンバ('∀'*)ノシ

投稿者 矢助 : 2008年10月09日 01:52

万作は、誰よりも臆病。

富が大好きで、すぐ自分の世界に入っては怯えたり、妄想に耽る。
一家の主?なにそれ知らんと言った顔でたかに甘え、どつかれる。
プライドなんてない、感じたままに悦び、哭する。

極めて端的に言うならば、源三や幸作、矢助の「幸福」とはストア派の「禁欲主義」に近いものがあると思う。
理性を保ちつつ得られる幸福。普通の人間に普遍的に存在する「協調性」のようなもの。

それに相対するのがエピクロス派の「快楽主義」の三吉と万作。
その時その時での適切な快楽こそが生の幸福。あまり日本人には見かけないような性格。
だからこそ空気は読めないし、幸作に蚕を買うのを反対されてはスネる。

しかし、彼は変わる。十五場、権太夫に姫が蚕になったのを聞かされる場面。
個人的に、ここのどこら辺から心境に変化が起きるのか、いまいち悩んでいたのだけれども、こうして一度「万作」という人物と正面から向き合ってみると、なんとなく分かる気がしてきた。

権太夫の「それから、も一つ、おめえ様らにお願えがある~」から始まる一節。

ここで、金色姫の故郷と父様の話をされる。
彼はその話をされて初めて、姫の父親(故郷)への想い、父親の娘を想う気持ちを、理解したんじゃないだろうか。
当たり前のように自分にもいる父親、そして自分の愛する息子娘。その二つに対する想いを重ね合わせて初めて姫の辛さ、自分のしたことの愚かさを理解し、悔やんだんだと思う。


彼の最後のセリフは想像からくる謝意なんかじゃない。権太夫に謝りたくて言ったわけでもない。
彼は、言いたかったんだと思う。
今自分が感じた悔しさや、後悔を、今ここで言葉にして。

万作という人間は、誰よりも臆病だけれども、実は誰よりも相手の立場になって考えられる人間なのかなって最近思ってきた。

万作という役をやらせていただいて、周りの漁師たちの優しさに感動した。万作は一人じゃ生きていけないし、きっと周りの環境によっては村八分的な扱いを受けていたと思う。三吉も(笑)
けど、幸さん、源さん、矢助そして権太夫たちの優しさがあったからこそ、万作の最後のセリフはあったように思える。
万作は難しい。行動自体は自分自身と似ているようで、実は自分とは正反対の動機で動いているから。

とにかく公演まで、歌やダンスなど、課題はモリモリクッキングですが、万作と向き合う時間も増やしていきたいと思います!!

朝4時にこんな長い文章書いてゴメンね!!眠いから推敲する暇もなかったのよ!!

ガンバルンバ!!

投稿者 万作君 : 2008年10月09日 04:28

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