クリエでは中高生のお姉さんたちを「おねえ」と呼びます。
子どもでもない、大人でもない、その中間の存在。
娘がクリエに関わるようになって間もない頃、私には忘れられない出来事があります。
それは、音楽教室のレッスン中のことでした。
上原先生が、発表会のオープニングの振りを子どもたちに教えていました。
そこへ電話が鳴り、先生が出ました。すぐに電話は終わりましたが、先生はそのまま「じゃ、お姉さん、ここまでのところをこの子達に教えておいて」と言って、自宅のある2階に上がってしまったのです。
驚く私を尻目に、そのお姉さんは、当然のように先生の後を引き継いで、「いくよ、左足から、1,2,3,4・・・」と始めたのです。
そこには、幼稚園生~小学2年生までの子どもが5人、見ている保護者数名。
当時小学校6年生のそのお姉さん、堂々と、自然に、子どもたちをリードする姿に、私は「小学生でこんなことができるのか!」と衝撃を受けたのでした。
そしてもう一つは、劇団でのことでした。
5月の公演に向けて、追い込みの時期。
小学校に入学し、ひらがなを習い始めたばかりの娘、ダメだしノートは真っ白。
ある日、「お姉ちゃん」役のそのお姉さんから、娘は1枚の紙をもらって帰ってきました。
B5のノート両面にびっしりと書かれていたのは、シーンごとに、舞台に出る前の準備、出るタイミング、立ち位置、表情etc.カラフルに色分けされ、図入りで、ポイントがわかりやすくまとめられていました。
お姉さん自身、進級したばかりの学校生活、部活動、稽古、中間テスト・・・それはそれは、忙しかったに違いありません。戦争を扱った難しい作品、彼女自身の役作りも、大変だったことと思います。その中で、初舞台を迎える娘のために、彼女がしてくれたことの大きさを考えると、今でも胸が熱くなります。
大人と一緒の長時間の稽古、でも、いつも彼女の周りには優しいお姉達がいました。休憩時間はお姉達のひざの上で甘え、合宿では一緒にお風呂に入り、髪の毛を結んでもらいました。
先生たちの手が回らないところ・・・ついていけないダンスの指導、舞台裏での着替えの手伝い、精神的なケアetc.みんな、お姉達がやってくれました。
あれから5年、娘は今、「お姉」修行の真っ最中です。
舞台上での役のほかに、様々な役割が与えられ、稽古を通じて成長する役者たち。
一歩ずつ、素敵な先輩お姉に近づいていくことを願って・・・
今日も稽古に向かう子ども達の後姿を見送るのです。
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≫ クリエお姉組に・・・カムバック! from 花香street
ひたちなか市には劇団クリエという劇団があります。 「ミュージカルをやってみたい」 [続きを読む]
コメント
お姉組へのカムバック。
先日は久々にも関わらず、温かく迎え入れていただきありがとうございました。
クリエの素晴らしさを娘ともども多くの人へ伝えていければと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿者 花香 : 2010年03月30日 00:38